7月に他界された恩師、山下兼司先生の追悼演奏会が11月19日、12月13日と2回行われました。
1 1月は元々先生がご自身のコンサートシリーズを開催する予定で予約されていた会場をそのまま引き継ぎ、プロとして活動する私を含めた弟子たちと、先生が生前度々共演されていた演奏家の方々での開催となりました。
私はギタリストの又吉康之さんと、先生がお好きで良く演奏されていたピアソラや原博さんの挽歌、イベールの寓話、テデスコのシシリエンヌ、そしてピアニストの金原理恵子さん、妹さんでいらっしゃるバイオリニストの金原有紀子さんと、これまた先生が大好きでいらしたカッチーニのアベマリアを演奏させていただきました。
ギターとの演奏は先生がお好きで度々コンサートされていた編成。
しかし、私と言えばピアノやバイオリンとは普段しょっちゅう演奏しているものの、ギターとの演奏は全く慣れておらず。。
楽譜を用意するところから始め、かなり手探り状態。
無事に吹けたものの、バランス的にも、感覚的にもこれは慣れがいるなぁと言う感じでした。
で、先日13日。
先生のご葬儀で一緒に演奏させていただいたのがご縁で、ギタリストの富川勝智さんから、「山下さんと開拓したレパートリー、沢山あるからスタジオに見にいらっしゃい」とお声をかけていただいたのが7月末。
その場で数曲初見でアンサンブルをし、「一緒に演奏会をしよう!」と言ってくださり、すぐに会場を押さえると共に先生がお好きだった曲をガバッと渡されました。
そして12月。
必死で譜読みした中から数曲をピックアップ。プログラムが開催11日前に決まるという、私にとっては何ともスリリングな状況の中での開催となりました。
先生と富川さんのコンサートは私も度々聴きに行っていたものの、まさか自分が吹く側になるとは。。。
「お手柔らかにお願いします」と言いつつも、どうしてもやってみたい曲が。
ラヴィ・シャンカルというインドのチタール奏者の書いた「魅惑の夜明け」。
インドの音階、トディを使った曲でなんともエキゾチックでカッコいいんです。先生がよく吹いていて、おぉー!なんだこれは!と思っていたのです。
難しいけど、やってみたい!
嫌がる富川さんを強引にウンと言わせました(笑)
これ。↓↓↓
黒い!どこで息するの??
そして算数が苦手な私には一瞬頭がフリーズするリズム。。。
先生、楽々吹いてたけど、中身はこんなだったのか。
でも、出来ない気は全くしないという、根拠なき自信が。。。(笑)
てことで、本番。
なんか絵的にコンパクトな感じで良いですねぇ。
富川さんは非常にくっきり、分かりやすく弾いてくださるので、あとは乗っかるだけ。私もとても吹きやすかったです。さすが!!!
1 1月よりも多少慣れてきたのもあって、少し楽しむ余裕が(笑)
遅いっつーの。あはは。
終了後。やっとホッとした1枚(笑)
先生、今回は合格ラインでしょうか~???
まだまだ?!かしら。
ですよねぇ~(笑)
今回は平日夜の東京でなかなか足を運んでいただくのが難しかった方も大勢いらしたので、今度は横浜でやりましょう!と富川さんと話しております。
第2弾、楽しみにしています。