娘の小学校生活最後のコンクールとなる日本クラシック音楽コンクール全国大会が終わりました。
1位該当者なしの2位。最高位をいただきました。
本人の希望を最優先した結果、小学生には早過ぎると思われたアンデルセンの「演奏会用小品第2番」(2022年神戸国際フルートコンクール2次予選課題曲!!)にチャレンジしましたが、これは本人の想いが勝ち、子どもなりにもかなり攻めた演奏を聴かせてくれました。
「これが吹きたい」ではなく、「これしか吹きたくない」と言った娘。言っただけの演奏でした。
あまり普段から感情を表に出さない娘ですが、なんか色んなものが乗り移ってましたね。笑
今回はここ数年で最多の全国出場者。小学校高学年の部だけで15人残ってきました。中学生の部なんて36人ですよ?!
おかげで時間制限が掛かってしまい、なんと6分!番号アナウンスから計測が始まり出入り時間が含まれるため実質5分。ファイナルでこんな時間しかもらえないなんて誰もが予想していなかったのではないでしょうか。
皆さん大曲を用意していた方は、カットに苦戦した跡が見えました。
これで正当な評価が出せるのでしょうか。
主催、ちょっと考えていただかないと…と思います。
娘も最高に緊張感のあるところで切られてしまいもうテンションダダ下がりでしたが。
披露演奏会に出演して全部吹けるチャンスをもらいたい!権利をもらえる3位以内ならどこでもいい!という、もうなんだかよく分からない目標を掲げてステージに立っていました…。
ということで、小学3年生でチャレンジが始まったコンクール参加。有難いことに参加した11大会、全てで入賞を果たしました。
しかし、小学生で受賞した賞なんて、はっきり言って大した経歴にはなりません。
得たものは忍耐力、挫折とちょっとの自信。
そして何より全国にできたフルートを愛するお友達!これが実はいちばん大きかったですね。
そういう意味では、本当の勉強はここからです。どうやって音楽という学問を積み重ねていくか。
長い人生の中で、ここがいちばん大変で大切な部分ではないかと思います。
彼女は今のところ音楽の道に進む気はないようですが、どの道に選んだとしても何か一つ突き詰めて勉強し続けることは、大きな財産になるはずです。
音楽にはそれだけの価値があると思いますし、親としてはそこに期待をしたいです。