またかよ?ですが。
早く行かなきゃ終わってしまう!ということで朝からひとりで駆け込み鑑賞。

「どうすればよかったか?」
統合失調症を発症した姉と、それを認めず家に閉じ込めた両親を、20年間監督自らの手で撮影しつづけたドキュメンタリー。
ご両親は本当に娘を愛していたのか。
「優秀な娘」を愛していたのではないか。
いや、愛していたからこそ受け入れられなかったのかも。
さっさとセカンドオピニオンに繋げていたら…
色んな「…たら」が浮かんでしまうが…
どれも外野の戯言。
精神の病を受容するのは、普通の親ですらなかなか勇気のいることだろう。
両親共に医学研究者であれば、ものすごいハードルだったことは安易に想像がつく。
ご両親のキャリアを表すような立派な邸宅、なのに家の中はあまりにも雑然としており、そのギャップが、またこの奇妙な家庭を映し出している気もしてしまう。
美しいお顔立ち、きっと元気な時はお茶目な面もおありだったのでは、と思ってしまう退院後の姿。早く治療が受けられていたら、お姉さんもご両親もまた違う人生があっただろうと思うとやるせない。
発症から25年はあまりにも長かった。
映画監督として、作品として世間に出すか云々は別として「弟」という存在がなかったら、または自身には関係のないものとして家族との縁を切っていたら、この家庭はもっとおかしな方向にいってたのではないか…。
幼い頃から変わっていないであろう、姉に話しかける弟の眼差しが、唯一の救い。
映画館を出たら丁度お昼時。なんとも言えぬどんよりとした重いものがあり、食欲はなかったのだが、何か食べようと思いイセサキモールをプラプラ。


町中華に決定。
唐揚げランチ。950円。
この量、今の状態では食べきれないかもと思ったが、おいしすぎて余裕で完食…笑
こどもが帰る前に、ダッシュで帰宅。
普通に生きるって、なかなか難しいのかも。