今日はサントリーホールにて娘の学生音コン本選会でした。

夏の予選で21人から8人に絞られ、今日はそこから全国大会へ進める3人に絞られます。

学生音コンはやはり圧倒的な長い歴史と世界に通じる演奏家の登竜門として国内の学生コンクールの最高峰の位置付けされると思います。

フルート部門は中学生の部からしかなく、娘は今回初出場。小学生時代に受けてきたコンクールとは質が違うことを親子で感じつつ、準備を進めてきました。

課題曲は、シュターミッツの協奏曲第3楽章、またはモーツァルトのロンド、どちらかの選択制。シュターミッツを選ぶ子が多いだろうと予想していましたが、驚いたことにモーツァルトを選択した子が5名。娘もモーツァルトを選んだのですが、これは最後まで悩んだところでした。コンクールでモーツァルトをかけるのは、単に演奏が難しい、ということだけでなく審査員の点が割れることを懸念していましたので。最終的には本人の強い意思を通しました。

さて、残った8人。当然みんな上手い。この中でどのような観点から審査されるのか、本当に難しいと思いました。

娘に関しては、大変良い演奏をしたと思いました。誰よりも速いモーツァルトではありましたが、音楽も聴こえてきたし、何より自然。ネチネチと作り込んだ感じがなく、中学生らしい明るく楽しい演奏だったと思いました。そこが逆に淡白に聴こえてしまったかも知れませんが。自作したカデンツも映えていました。

戻ってきた本人も「良くも悪くも練習通り」とまぁ満足そうでしたのでホッとしました。

私もトータルで聴いた予想としては3位争いには入れるのではないかと思っていましたが、結果。入賞ならず。あぁー、そうかぁー。そうなのぉー??と言う感じです。

帰りの車で初めて悔し涙を流していた娘。私も悔しい。中学生になり超多忙な中、本当に良くやってきたと思います。どんなに疲れていても、スケジュールが過密でも、フルートを持たない日はなかった。(これはおそらく残った8人、全員がそうだったと思いますが。)

まだ1年生。1年生で本選に残っただけでもすごいじゃないか。これをバネに来年も頑張ってね、と言いたいけれど、そんな褒め言葉が今の彼女に響くわけもないし、これ以上また頑張れと言うのも酷な気がして親としては言えませんでした。

来年またチャレンジするかどうかは、本人が決めれば良いと思います。

とにかくよく頑張りました。

これ以上語ると。私が泣いてしまいそうなので(というかもう泣いてる!笑)この辺で。

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ご褒美に帰りに生イカを購入。解剖をさせてあげました。各臓器に分けて解説してくれました。顕微鏡が欲しい!と言ってましたが…笑

ちょっと元気になって楽しそう😀

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