ひょんなことから我が家にやってきた胡蝶蘭。

娘のコンクール結果をモロに引きずっている母。恥ずかしながら、まさに今週の私は「無気力」「抜け殻」そのもの。

お師匠から「小さな結果に一喜一憂せずに、音楽を追求していってほしい。」との励ましメッセージをいただき、「ほんと、そうだよなぁ。」と納得。そこで終わりにしときゃいいのに「でも…あれもできた。これもできた。あぁ、せめて1週間前に戻りたい。」とか考えてしまう。

ダンナには「今より10年後、20年後どう成長しているか、そこが大事だよ」と言われ、「ほんと、そうだよなぁ」とまた納得し。それで終わりにしときゃいいのに「でも…今は今しかないじゃん。」とか考えてしまう。

アホか。…と自分でも思う。

そんな中、息子のバイオリンレッスンに付き添い。先生に「お姉ちゃん、コンクール終わりました?」と聞かれ、「もう落ち込んで何も手につかないんです。情けないですね。あはははは…」と力なく笑うと「だって学生音コンだよ?!落ち込んで当然でしょ」と言われ、「あぁぁぁ〜せんすぇぇ〜」と唯一現れた理解者にハグしたくなりました。男性だから我慢しましたけど。笑

そんなこんなですが。今日は娘の中学で合唱コンクール。コンクールというワードに蕁麻疹が出そうな身体を引きずりながら、聴きに行ってきました。

あぁ、合唱。いいよね。

そして自分も中学生の時に弾いた、同じ体育館で同じピアノを娘が弾いているという不思議。

娘はとにかくピアノが大好き。暇さえあればピアノ。夜中も弾きたい!と父親のシンセサイザーを部屋に持ち込んでいる。

あまりに楽しそうなので、勇気を持って、ずっと気になっていたことを先日聞いてみた。

「小さい時、ママはとにかく毎日かならずピアノを練習させたでしょ?泣きながらやったこともしょっちゅうあったよね?あんなに大変な思いするならピアノやりたくなかった?」と。

すると「あの時があったから今弾きたいものをすぐ弾ける。だからやっぱりやってよかった。けど自分の子供が産まれたら、本人がやりたいというまでやらせない」と。

ははん。そうですか。そうですか。(…複雑。)でもちょっと救われた。

今は「練習しなさい」なんて声掛けは一切いらない娘。それどころか「そろそろやめなよ」だ。

今日はいろんなお母さんから「合唱伴奏に感動したのは初めて。最初の1音から惹きつけられた」と声をかけてもらった。お世辞でも、今のしょぼくれた私には充分ありがたいエネルギーだ。「OSワン」のごとく心に沁み渡る。

娘の中でフルートもこの域になった時、何かが変わるのかも知れないなぁ。

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