3月24日。
娘が昨年賞をいただいた「第31回日本クラシック音楽コンクール」の入賞者披露演奏会が豊洲シビックセンターホールにて無事に終わりました。
初日は管楽器のご披露。各部門3位までの入賞者が機会をいただけました。
体調管理といい、曲の仕上がり具合といい、私はまぁ心配だらけの数ヶ月でした。
娘は学校から帰るなり友達と遊ぶし(遊びも大事だからいいんだけどね。)、なぜかこのタイミングで腹話術にハマり、口を閉じたまま「あめんぼあかいなアイウエオ」と毎日練習に精を出し、靴下で腹話術用の犬まで作リ出す始末…
私の不安はいったい何なのか?
前日なんてクッキー作ってるし…😅
余裕だな、おい…笑
しかしながら、約2ヶ月半でテレマンのソナタ、ヤールダーニのソナチネというバロック、近現代の対極の2曲を仕上げ、良くやったね、とまずは褒めてあげたいです。
本番数日前…
ヤールダーニのソナチネ。
練習中に再現部のはずが呈示部に戻ってしまうというミスをおかしました。
本人もギョッとしたようで「やっぱり暗譜やめようかな。本番楽譜見ようかな。」と言い出しました。
暗譜…怖いですよね。
本来演奏の良し悪しは暗譜かどうかで決まるものではないと思うのですが、やはり人前で演奏する時、目の前に譜面があるか、ないか、というのは説得力が違うなぁと私は思うのです。
演説と似ているかと。
練習中に犯したケアレスミスは、案外本番では起きないもの。そういう意味では練習中に沢山失敗しといた方がいい。
そんな話をしつつ、頑張って暗譜でやろう!と励ましました。
そして前日、「暗譜が飛んだり、メロディが他の似ているところに行ってしまっても、絶対止まらないこと。とにかくなんでもいいから吹き続けなさいね。何も起きてませんよ!という顔をして。ピアノは絶対付いてきてくれるから。」と何度も何度も言い聞かせました。
こういうことは起きたくないけど、時折起きるのです。
回避できる策と心構えはしておきたい。
本番。傷は少々あったものの、まぁ良く吹ききりました。生き生きした演奏だったと思います。
本人は大層楽しかったようで「もっと吹きたい、時間が足りない」とブーブー言っておりました。(制限時間の12分をしっかり使い切らせていただいたにもかかわらず…)
しかし点のつかない演奏会はホントに良いですね。
楽屋もピリついた空気なく朗らかで、小学生の出演者は娘一人でしたが、上手なお姉さん方との交流もできました。
またどこかでお会いした時にご挨拶できる関係ができる、というのは嬉しいものです。
ご一緒させていただいた皆さんの更なるご活躍も祈っています。
コロナの中、このような機会をいただけたことに感謝して、また前進してくれるといいな、と思います。
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YouTubeのライブ配信を見てくださった方、ありがとうございました。
発信側の通信状況が不安定で結構飛んだようですが、コロナの中それぞれの場所で聴いてもらえる、というのは大変有難いことでした。
娘の吹く姿が、動きが、私にそっくりだというご感想をいただき、そうですか?と自覚なく、不思議に思っています。
あんな動き、私してますかね??笑
帰宅するや否や、ドレスのまま何故か電流の実験を始める娘…
やっぱりこどもはよく分かりませんな。