娘、ヤマノジュニアフルートコンテスト初参戦

銀座の山野楽器さん主催「ヤマノジュニアフルートコンテスト」に娘が参加しました。

このコンテスト、今年で29回目。
小学生の部と中学生の部が開催されます。

フルートのコンクールで小学生の部が併設されるのは非常に少ない中、貴重な機会です。
しかしながら、小学生の6年間の差ってものすごい訳で、まぁその中でも1番のチビッ子となる1年生の娘は当然不利。

しかしこんなに気楽なこともない。
ダメで元々、出てきただけで可愛いだろうし…(←親バカ?)、そして何より人前で吹く経験をどんどんさせたい、そして本人もやる気あり、ということであまり深く考えず応募しました。
本人には「大きなお姉さん達は競争するみたいだけど、チビッ子はみんなで普段練習しているのを発表しあいましょうね。っていうお祭りだよ。」と伝えて。

選曲も自由。本人に「なにやる?」と聞くと、好きな曲が山ほど出てきまして。
「働くくるま」とか「小学校の校歌」とか!みんな知らんがな!!(笑)

その中から「となりのトトロ」「パプリカ」
「勇気100%」の3曲に絞り、ダンナがメドレーにアレンジすることにしました。
題して「弟の好きな曲メドレー」

ピアノ伴奏は夫婦どちらがやるか揉めましたが(どちらも責任を負いたくない…)、当然ダンナ。
ピアノに関しては私が手を出さない方が無難である。

ということで迎えた当日。
朝の9:30に会場入り。

やはり1年生の参加者は1人だけ。
2年はゼロ。
3年生でようやく1人。
4年生以上がほとんどでした。
フルートってやはりまだ早期教育が浸透していないのだなぁ、と改めて感じます。

1人1分間のステージリハーサルをして、いざ本番。
娘、トップバッター。

出てきたとたん、地蔵状態…。。
普段出してるアインザッツも僅かにしか出せず。
ほぉほぉ、緊張するとこうなるのか、娘よ…
しかしそこそこの安定感で演奏しました。

が!ダンナがチョロリと間違えたコードに誘発されて痛恨のミス…
あぁ〰️!!と録ってたビデオカメラがグラリとしました。

ということであっという間の5分間は終わり、悔し涙でウルウルしながら戻ってきた娘。
いやいや、よく最後まで吹ききったぞ。
これも経験。

演奏が終わったのが12時前。表彰式が17時。
表彰式はともかくとして、そのあと写真撮影があるし、戻らねばならぬ。
私も指導者として他のこどもたちの演奏も聴きたいし。
しかし傷つき疲れきった小さな兵士の介抱もせねばならぬ…むむむ。

ダンナと「もう帰る?」とさんざん悩んだけど、締めにいないのもマナー違反な気もして、時間まで久々の銀ブラとなりました。

歩行者天国にて今日の記念に写真撮影。

戻った頃には娘の疲れもピークに達し、寝入っしまいました。
まぁ表彰式も寝てる間に済んでしまった方がこちらとしては都合がいい。。。

さぁ、どんな子が入賞するかな?と周りの様子を見ていると、なんか知ってる名前が呼ばれている。。。

は?!娘??!!!

ビックリ。優秀賞。

とりあえず寝てる手を挙げさせ、ステージに促すも状況が分かっていない娘。

ついには山野楽器のお姉さんに手を引かれ、ステージにノソノソと上がっていきました。
賞状を読み上げられている姿も「なにがなんだか…」というような感じで、会場に笑いが…

ミスは拾わず、良いところだけを見てくださったようです。先生方、ありがとうございます。

帰路でも、賞うんぬんより全力を出せなかったことがどうにもこうにも悔しくて、笑顔がみえない娘。
うんうん、それでいい。気持ちは痛いほど分かる。
むしろこれで勘違いしても困る。
それでいいのだ。

さて、今回の経験でステージの怖さに気付いてしまった?それとも自信になった?
まだ分かりませんが、場数を踏むのはとても大事。

何度も吹いてりゃミスなんていつでも起こり得るものだということも分かるし、それを対処する術も身に付いてくるでしょう。
これからも臆せず人前でどんどん吹いてほしいと思います。

家についてジジババに褒められ、ようやく笑顔になった娘。
「ねぇ、ママ。小さい子は競争じゃないよって言ってたのに、なんで賞状もらったの?」

「へ?あー、まぁ、そうだったね。象印賞みたいな感じ?」

ますます混乱させるだけでありました。。

………………………………

1週間後…今度はピアノ発表会でした。
なんでこんなに予定を詰め込むんだ?!とダンナに怒られましたが、そういうタイミングだったんだから仕方ない。
疲れもピークにより、栄養ドリンクを飲んで朝から始動の老夫婦。

今度は「はじめのことば」の役を仰せつかり、またしても地蔵状態にてスタート。
シーンとした中、弟が「あ!おねえちゃん出てきた!」と大声で言ってしまい、会場クスクス笑いに包まれる。。。

演奏はブルグミュラーの「狩り」「せきれい」
本人納得の出来で、ニヤリと満足気でした。

3歳から導入をご指導くださっていた優しい先生に代わり、今年2月からなんだかガラスの仮面の月影先生のようなアツーイ先生に変わりました。
レッスンは熱いが、その他の時間はムツゴロウさんのように娘を愛してくださる先生です。
厳しくても先生が大好きな娘です。

娘は本当に先生運に恵まれているなぁと感じます。
必要なときに必要なタイミングで現れる。
うらやましい。。。

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