12月12日。若い頃から応援してくださっていた方と最後のお別れをしてきました。
コンサートにはどんなに遠くても、雨でも雪でも必ず駆けつけてくださり、真っ先に拍手をくれ、
そして私を含め若い演奏家をご自宅に呼んでくださり、美味しいケーキやご馳走を囲みワイワイ過ごし、
ご趣味であったヴァイオリンと沢山のアンサンブルをさせていただきました。
もうこんな方は後にも先にも現れないと思うような存在でした。
ご親族だけのお別れの席には、特にお世話になったメンバー7人も集まりました。
祭壇に置かれた沢山の私達との写真を見て、思い出話に花が咲き、不謹慎だと思いつつも棺を囲んで大笑い。。
思い起こせば爆笑エピソードばかりなのです。
棺を囲み皆で最後の演奏をしてきました。
私の手元には氏から譲り受けたバイオリンがあります。
3台所有されていたうちの一台をご生前、娘にくださいました。
管理の仕方もこれでいいのか分からないのですが、いつか子供達が弾いてくれると嬉しいです。
お世話になった方と別れる度に、常に人に助けられて今の自分がいることを実感します。
これから人として、音楽家としてどう生きるか、支えていただいたからには責任があります。
出会えたご縁といただいた愛情に応えられる生き方をしたいと思います。