娘、クラコン全国大会が終わりました。
結果、小学校中学年の部、第3位。
1位と2位が出なかったので、最高位。
良くやりました。
会場は大泉学園のゆめりあホール。
10:30受付!早い!!
我が家からは少々遠くて大変でしたが…って。
いやいや。そんなこと言えませんね。
全国各地から飛行機やら新幹線やらで前入りした方も多かったことでしょう。
ピアノ伴奏をお願いした原魅友貴先生も池袋で前泊してくださいました…。
そんな中、娘と楽しみにしていたことは、全国各地から来るフルート小学生とお友達になれるといいね!ということ。
フルートに打ち込んでる仲間として、文通でも出来たら良いかと。
古風だけど、メールじゃなくて文通でしょ。やっぱり。
これからまた違うコンクールで顔を合わせるかもしれないし。
ちょっとそんな出会いをひそかに楽しみにしていたわけです。
しかし…楽屋に入ったとたんに打ち砕かれました。
ドレスを着た可愛いお嬢さんたちが、周りになんて目もくれず真剣にバリバリ吹いてる…
「話しかけられない…そしてこれはヤバいレベルだ…」
ちょっと私も固まりましたね。
あぁ、終わった…と思いました。
色んな意味で。
そしてU字管を使っていたのは娘と低学年のお嬢さんの2人だけ。
ストレート管、鳴り方まったく違いますからね…これはキツイ…
当日、出場者の学年とともに演奏する曲目のリストがロビーに掲示されるんですが、改めて見たら「小学生で選びます??てか、吹けます?」というような曲ばかり。
うちの娘だったら、きっと譜読みで挫折するだろうなぁ…と。
ピアノ、バイオリンのみならず、フルートも既にこういう時代が来ていたのか…と自分の無知を知ることとなりました。
そして本番。
全国大会のルールとして、ここで初めて暗譜が義務付けられます。
娘は初戦から暗譜で挑んできましたが、珍しく緊張してましたね。
低音域やフレーズ終わりに若干不安定さが見られました。
ただ、派手さはないものの、楽譜を正確に読み取り、音楽をどう感じてどう表現したいか、という大事な部分はしっかり聞き取れ、細部まで丁寧に積み上げたことが分かる演奏だったと思いました。
が、帰ってきた本人は笑顔なく、ビミョーな表情をしておりました。
小学生、低・中・高学年の部を全て聞いたわけですが。
審査員が何に焦点を当てて評価するか?
作品を理解し、その曲に必要なテクニックをしっかり持ち合わせ表現しきれたかどうか。
または、この年齢でこの作品をこれだけ吹けるなんて素晴らしい!なのか。
後者であれば、うちの娘は箸にも棒にも引っ掛からないだろう、けれど前者であれば、入賞圏内に行けるだろう。
私の聴いた感想としてはそう思いました。
クラコンの全国大会は審査員5名。
持ち点90点満点のうち、最低点と最高点をカットした平均点(小数点カット)が90点なら第1位、89点なら2位…という具合で、86点の第5位までが入賞となります。
結果、娘には89点を3人、88点を1人、84点を1人の審査員がつけ、平均点が88点となり3位入賞。
低学年、高学年の部には86点に達する該当者なく、娘を含めた中学年の3人が入賞となりました。
娘に関しては、初戦から音楽性を褒めてくださった先生が多く、全国大会は講評はもらえないものの結果としてそこを評価してくださったことを感じ、とても嬉しかったです。
会場で知らない方が褒めてくださったりしたこともあったようで、本人も自信に繋がったようです。
いやぁ、本当に今回は勉強になりました。私。
自由曲制度のコンクールの選曲の難しさ、そして何より音楽に点をつけることの難しさ。
そして想像をはるかに越えていた小学生のレベルの高さ。
ここまで「出場者の親」として書きましたが、次回、予選から全国大会を通して感じたことを、いちフルート吹き、指導者としてレポートしてみたいと思います。
とりあえず参加の皆さん、そして親御さん、半年に渡る長い戦い、お疲れさまでした!
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この日は私の誕生日。
娘から何よりのプレゼントをもらった気分です。