ここ数年、教室備品をジワジワとかき集めています。


初めてフルートをやってみようとレッスンに訪ねてくださる方、昔やってたけど楽器はもう手元に無い…というような方も結構いらっしゃり、入会されてもしばらくお貸しできるものを増やしたかったのです。生徒さんの楽器入院時にも対応してあげたい。あと意外に必要性を感じるのが、発表会時の緊急代品です。

見た目も良く、品質も良いものを用意しておきたいのですが、なんせそんなにかける予算がありません。

中古専門楽器屋さんにも何度か足を運びましたが、結構高いんですよね。「え!これがこんなにするの?!」と心の声が…。メンテナンスして保証もかけたら、売上必須なお店としてはこのくらいになってしまうのでしょう。

そこで最近お世話になってるのがメ○カ○です。
ネットで楽器を買うなんて、新品でも怖いのにまして中古なんて…とお思いでしょう。その見解は100%正解です。
しかし!!
時折お宝が落ちてたりします!
購入時の気持ちは、8割賭けです。
コエェー!

そんな訳で、私が冷や汗と共にポチる時のポイントを少しばかり、超独自目線でお届けします。


⚫︎定価の3分の1以下が購入検討ライン
一般的な管楽器って、もう人の手に渡った時点でかなり価値が下がってしまうものかと。

オールドや、金相場上昇とか、現在において価値の上がっているものなら別です。
モノにもよりますが、どんなに新しくて状態が良い!と言われても、保証もなく、購入後にメンテナンス必須なことを考えると、私としては妥当なラインがこれでしょうか。そして賭けに負けて諦められるのも、ここがボーダーかと…笑

⚫︎できるだけ新しいもの
昔の物が粗悪な訳では全くありません。
とはいえ消耗パーツの多い楽器ですから、年数が経てば経つほど劣化して、そのままでは吹けないことが見込まれます。特に交換が高くつくタンポは要注意です。

メーカーがモデルチェンジする時に品番を変えたり、仕様を変えたりすることが多いので、見た目から商品が何年前くらいに販売されたものかをザックリですが調べられます。(ちなみに製造番号は購入した際、ユーザーと紐付けらているので良い楽器ほどあまり表に出さないかと。)

安く買えてもメンテナンスに新品一本買えるほどお金がかかっては元も子もない。あと凹みは避けてます。
外見に関していえば、メッキ浮き、サビまで行ってなければ、銀磨きでササッと落ちるものが多いので、多少の変色は気にしていません。

⚫︎出品者情報をよく見る
「調整済み」で出されているものは、安心な反面、あまり信用せず、慎重に検討しています。
それがプロの仕事とは限りませんし、適当なメンテをされて「調整済み」として割増で売ってる場合もあるからです。そんなことなら、無調整なものを安く買った方が良い場合もある。

リペアは基本的に手術と同じと思っています。そのくらい技術を要する作業です。
少なくとも外部の店に事前に出したのか、管楽器、フルートに特化した人がいじったのか、そしてどこをどういじったか丁寧に記載があるか、他に何を扱っているか、まで見た方がいいかと。

見た目はピカピカ、使用感なし、タンポも大丈夫と書いてあっても、写真で破けているのがしっかり見てとれるものや、バネが外れているものもあります。ヤブ医者!と思わず呟いてしまいます…
とにかく、よーく見てください。



ということで。
やはり楽器は新品でも中古でも、ちゃんとした楽器店で買うこと、がいちばん確かです。
少なくても1年は保証もつきます。

ただ、楽器はやってみたいけど、購入はあまりにハードルが高いと思われている方、出物のサブ楽器をお探しの方など、こういうサイトを覗いてみられるのも悪くないですよ。

しかし、いざポチる際は先生やフルートの吹ける方に相談してみることは強くお勧めします。
それでも賭け10割が8割になる程度ですが。

本日届いた購入品。当たりでした。
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